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水泳でよく起こる怪我と障害
2021年9月1日
*水泳で発生する特徴的な障害
◇肩
▼ストローク(腕で水をかくこと)の繰り返しで、肩の腱板に障害がでる。クロールでは、息つぎ側の肩の障害をおこしやすい。
◇背中
▼足や手よりも、背中に痛みのくるケースが多い。
◇腰
▼腰痛や腰椎分離症などが多い。平泳ぎの場合は、フォームが悪いと少ない練習量でも腰を痛める。
☆水泳肩
腕で水をかくことの繰り返しで、二の腕と肩甲骨を繋ぐ腱が肩甲骨などとぶつかっておこるインピンジメント症候群の一つ。「上腕二頭筋腱炎」などがある。クロールとバタフライの選手に多く、長距離よりも短距離、女子よりも腕力がある男子選手の方が発生しやすい。
☆泳ぎ過ぎによる腰や背中の痛み
のんびりと泳ぐぶんには怪我や障害の心配はほとんどありません。障害がおきるのは、競泳の選手のように1日に何千メートルも泳ぐといった場合だけです。
障害は腰、背中、肩に出やすく、筋疲労以外にも腰椎分離症などもあります。原因はいずれも泳ぎすぎによることです。
怪我を起こすケースは少ないですが、飛び込みの失敗でプールの床に激突して頚椎(首)を痛めることがありますので注意しなければなりません。
水泳で生じた腰、背中、肩の痛みでお困りでしたら当院までご相談ください。