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ゴルフで起こる怪我と障害
2021年7月14日
*ゴルフでよく起こる特徴的な障害
▼ゴルフ肘(外側上顆炎)とばね指(屈筋腱の腱鞘炎)
テニス肘と同じく、上腕骨にくっつく肘の腱(すじ)を痛めるのが「ゴルフ肘」です。スイングのやり過ぎは左肘、ダフってしまった時などのミスの多い場合は右肘(いずれも右打ちの時)に多く発生します。
ばね指(屈筋腱の腱鞘炎)は握りすぎが原因で起こる障害です。右打ちの人は左手の親指や薬指、小指に多く発生します。
右打ちの人のゴルフ肘で、左肘に痛みが出た時は肘の外側(親指側)、右肘に痛みが出た時には肘の内側(小指側)が痛くなります。オーバーユーズよるゴルフ肘の大半は左肘に起こる痛みで、右肘は初心者に多く発生する傾向にあるます。ばね指(屈筋腱の腱鞘炎)では指の付け根の関節(MP関節)
に押すと痛みがあり、曲げても痛いです。
どちらもオーバーユーズが原因なので、痛みが落ち着くまでゴルフを控えて安静にすることがまずは先決です。疲労度よりも安静度が上回れば2~3週間で痛みは落ち着き、症状が軽ければ治ります。
ゴルフ肘の予防としては、前腕の筋力アップと手関節をのばすストレッチが効果的です。
ゴルフ肘でお困りの際は当院までご相談ください。