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足首の捻挫(足関節内反捻挫)について
2019年9月12日
スポーツや日常生活の中で多いのケガのひとつが足首の捻挫(足関節捻挫)です。ケガの理由として足首を強く捻り、その結果、靭帯を損傷してしまいます。
捻り方は足首を伸ばした状態(底屈)で内側に強く捻る(内反)が圧倒的に多いです。そして、真っ先に損傷するのが外くるぶし周囲の前距腓靭帯、捻りかたが強いと踵腓靭帯までおよびます。
症状として、捻った瞬間に強い痛みがあり、足首が腫れてきます。また圧痛(押した時の痛み)もあり、症状が強いと腫れが大きく(内出血することもある)、関節の不安定性もでてきます。
処置と通常の治療としては、アイシング·電療·テーピングやシーネ固定で患部を安定·安静にさせて自然治癒力を促して損傷した靭帯が修復されて治るというのが一般的な方法論です。
しかし、当院ではさらに踏み込んで早期に足関節捻挫を修復して1日でも早い社会復帰をしてもらう為、患部を固定して修復を待つのではなく、捻挫によってズレてしまった関節のアライメントを修復します。アライメントが合えば痛みは軽減し、靭帯も勝手に治っていくので固定は軽度あるいは必要ないという考えのもとで治療を行っています。
もちろん、損傷してしまった靭帯をしっかり修復させないと靭帯にある受容器のはたらきが悪くなり、足首の傾きを感知しにくくなり、それが捻挫ぐせの原因になるので、ある程度の安静は必要ですが、長期の固定は逆に関節の働きを悪くしてしまうので関節のアライメントを整えてあとは軽い固定で充分と考えています。
特に ·脛腓関節の離開
·腓骨の下方転位
·距骨のズレ
の修正をメインに治療をおこない
ます。
足関節捻挫でお困りの方、当院までご相談ください。